後半はじまり

昨年やり遂げられなかった日本縦断を再開する。卒業論文で日本一の樹木を調べながら沖縄をめざす。本州は京都から大阪まで行き、そこから四国に渡り、九州、沖縄へと進む。

最初は本州の海沿いに山口県まで生き、九州へと渡ろうと思っていたが、国道2号線のような車通りの多い道を、重い荷物を引っさげて進んで行くのはかなり厳しいと思ったので、のどかで、海のきれいな四国をのんびりと進むことにした。それに、肝心の巨樹は本州より四国の方が多い。

昨年の北海道から京都までの旅は、山の山頂から、死に物狂いで降りてきたような感じだったと思う。道が無くても斜面を下っていけばいつかは家に帰れるだろう、という安心感があったので、北海道に出発するにも意気揚揚だったが、今回はまったくその逆のような気がする。家から、山の山頂に登らないといけない。進めば進むほど、家から遠ざかってゆく。
しかし、これが本当の旅というものなのか、目的目指して進んで行く、新たなところへ。
昼頃、京都を出発し、大阪についたのは夜遅かった。

今、大阪のなんばにあるカプセルホテル368というところに泊まっている。旅が一年ぶりということもあり、ほんちょっとしたことに好奇心が捕らえられる。

こういう機会で無いと、カプセルホテルには泊まらないであろうと、つくづく思う。 明日は四国へ渡るフェリーのりばのある天保山までいく予定だ。

出発