チャリンコパンク

 昨日警備員さんに言われたせいか、今日は5:30に目が覚めた。雨はやんでいた。

歯を磨き、服を着替え、出発する準備も出来て、そろそろ行こうかとしていると、丸坊主の野球部員のような人が散歩をしていて、僕を見て挨拶をしてきた。なかなかいい高校生だと思って、出発しようとすると、声をかけてきた。僕は彼のことを、練習合間の高校生だと思っていた。が、そうではなく、大学3回で、車で旅行中の人だった。去年までチャリダーだったらしい。青森生まれで、今、山形大学の農学部だそうだ。公園の出口までしゃべって、住所を交換して別れた。

一関 10:30

旅が始まって以来のピンチがやってきた。チャリンコがパンクしてしまった。

はるばる一関まで急いでやってきて、駅の周りをうろついていたら、いつの間にかパンクしていた。今日は風呂に入って寝るだけだと思っていたのに、パンクしたタイヤがブレーキに食い込んでいて、動かなくなってしまい、今から修理しても直りそうにないと思ったので、荷物だけしょって、チャリンコを置いて寝床を探した。駅の案内板には山の方に、釣山公園というのがあるとかいているのでそこに向かった。

結構距離があって大変だった。しかも山の中にあり、重い荷物をしょい、真っ暗な山の中、足下はぬかるみ、寝床を探したが、なかなか見つからない。結局山の頂上まで登ってしまった。そこは、くるぶしぐらいまでの草が生い茂った草原みたいになっており、しかも水がたまって、まるで湿原だった。走るとびちゃびちゃと体に水が跳ね返り、ヘビとか出そうでとても怖かった。

そこには建物らしいものあって、ここにしようと思ったら、そこは神社で、怖いのでやめた。下におりてみると、日本庭園みたいなのがあり、そこには屋根付きのベンチがあり、今僕はそこにいる。多分、普通の時にはこんな所にこれそうにない。真っ暗で、ろうそくと懐中電灯だけの中、今僕はこれを書いている。早く朝になって欲しい。怖すぎる。

 なんか、だんだんハプニングが続出しているのでつらい。今日の昼は、花巻にある宮沢賢治館に行ってきた。とても良かった。また明日このことを書く。

 今日はこれまで。

釣山公園の東屋