山下清風の人に会う

さすが津軽海峡冬景色。
全く関係ないが、だんだんボールペンが薄くなってきた。ボールペンを使い切ったとき、とても気持ちがいい。一つ賢くなったような感じがするから。

 そうこうしているうちに、青森県大間に着いた。久しぶりの本州だ。久しぶりの一歩はメモリアルを感じつつ、丁寧に踏んだ。

さすが青森だけあって、みちのく銀行だとか、青森らしい名前が多い。それと青森はとても風が強い(たまたまかもしれないが)、おかげでなかなか前に進まない。

大間から15Kmぐらいくねくね海岸沿い(リアス式海岸てやつ)に行っていると、雲行きがあやしくなってきて、霧雨のようになってきたので、ちょうど日も暮れてきたことだしと、ここ、下風呂温泉の漁港の屋根付き展望台(といっても2階建ての東屋)に泊まることにした。

その東屋で休んでいると、大きなバックパック、両手にカバンを持った人が僕と同じように、この東屋にやってきた。ぱっと見、山下清と山下達郎を足して2で割ったようなかんじ

少し話をして、僕のポケットコンロで沸かしたコーヒーを勧めた。
彼は、日本各地で絵を描きながら放浪しているそうだ、しかも徒歩で!本当に山下清が入っていそうだ。

ここはとても寒い。小雨が降ってるし、風もきついしで、今夜眠れるかが心配だ。明日、もし雨が降ったらどうしよう。今のところ、雨の準備を全くしていなかった。北海道ではなんとか霧雨だけでそんなに濡れなかったが、本降りになるとお手上げだ。どうしよう。まあ、明日を待とう。